灰色のアイリス、最終巻です。
シリアスな話が好きな方には
おすすめしたいシリーズ。
1巻は、文章が硬いというか
ちょっとしっくりこないなぁという印象がありますが、
どんどん感情移入できるようになります。
少なくとも、私はそうでした(#^∀^#)
本当の愛を手に入れたかった少女と
世界の温もりを知った少女の
切なく儚い邂逅。
あるところに、
1人の女の子がいました。
彼女は、親をなくし、愛を知らず、絶望していました。
自分と同じ運命を背負った彼に恋して
その人と楽園を作り上げたいと願いました。
…世界を全て破壊して。
あるところに、
1人の女の子がいました。
彼女は、親と離れ離れにされ、愛を知らず、絶望していました。
しかし、自分を守ると、絶望から引き上げてくれた彼に恋して
その人と、他の大切な人たちと幸せな時間を生きたいと願いました。
…世界の破滅を繋ぎ止めて。
壊れゆく世界。
溢れ出す《生き物としてのカオス》。
絶望しかない世界なんて。
壊れてしまえばいい…!!
悲痛な叫びが谺して。
それでも。
―希望は、捨てない。
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